大手医療機器メーカーの組織開発・人材開発部門の立ち上げを1年間サポート
1. 組織開発・人材開発部門立ち上げの背景と課題
大手医療機器メーカーにおいて、グローバルヘッドクォーターを米国におくことによるグローバル化や、精密機器メーカーから医療機器メーカーへ大きく舵をきるなかで、日本リージョンにおける組織開発や人材開発の統括部門の立上げが急務となっていました。
部門長は組織開発・人材開発に精通していたが、部門立ち上げに際して社内から集められたメンバーは優秀ではあるものの、この分野に対してほとんど素人で知見などを持ち合わせていませんでした。
そこで、部門長の補佐役として部門のメンバーか組織開発や人材開発の基本的な知見やスキルを身につけるメンバー育成の担当者を必要としていたことから、大手製造メーカー系企業の人材開発部門でスキルを培ってきた弊社にお声かけ頂くことになりました。
2. THdesign(外部専門家)による支援
細かい点は多岐に及びますが、代表的な支援項目についてご紹介します。
・部門長の相談役、壁打ち相手
多くの場合においてリーダーは孤独であり、意思決定や思考整理のための壁打ち相手を
必要としています。一方で社内では心の内を打ち明けられる適任者を見つけることが、
難しいのも現実です。部門長が好きなタイミングで、電話やチャットなども含め好きな
方法で気軽に相談や壁打ちができる相手を務めました。
・人材育成体系や研修体系の作成支援
階層別人材育成体系やスキルレベルに応じた研修体系のグランドデザインを例示した
上で、人事制度や事業方針など他の環境要因を加味しながらディスカッションを重ね
体系を整理、ドキュメント化を支援しました。
新たに立ち上がった部門メンバーが引き続き体系見直し、ドキュメントのメンテナンス
が行うため本支援の段階から担当メンバー中心に作成いただくように努めました。 ・組織開発や人材開発に関する情報提供(他社事例など)
10年以上に渡り組織開発や人材開発に携わってきた経験や知見に加え、人事コンサル
や研修講師など広い人脈による情報網を活かし、他社事例やトレンドなど組織開発や
人材開発に関わる情報提供を適切な内容を適切なタイミングで提供しました。 ・担当者の研修企画力の向上(研修実施ほか)
専門外から集められたメンバーに対し、組織開発や人材開発に関わる基本スキルを
身につける研修、実務におけるフィードバックやアドバイスを行い、担当者として
主体的に実務が遂行できるよう早期立ち上げを図りました。
さらに、メンバー同士による研修企画のレビューや、研修ベンダーの提案に対する評価
研修の価値判断、新任者の育成までレベルアップを図りました。
・社内インストラクター養成
インストラクション技術、問いかけやフィードバックなど受講者とのインストクターに
求められるコミュニケーションスキルに加え、インストラクター同士の研修レビューと
フィードバックによるインストラクションスキルの維持向上に至るまでを講座設計から
模擬研修を通じて修得頂きました。
また、外部講師に依頼する場合においてもインストラクター経験があることで、
講座の難易度や研修講師の優劣を評価できるようになります。 ・研修運営の設計支援
日々の研修運営のアウトソーシングや、年間を通じた人材開発施策の予算や計画、
現場との課題共有、講座や研修履修履歴の管理など研修に関するPDCAを回せる体制や
実務についてフィードバックやアドバイスを行い環境整備を図りました。
3. 弊社支援による成果
一言で言えば、この1年間でメンバーが役割を理解し組織開発・人材開発のプロとして業務遂行できるようなり、組織として機能するようになったことだと言えます。
この点については、部門長はもちろん、プロジェクトを一緒に推進したマネージャー層のメンバーから評価頂きました。
プロジェクト発足当初は、2回/月の定例ミーティングでしたが、組織として機能するのに伴い1回/2ヶ月まで定例ミーティングを減らすことができ、2年目は1回/3ヶ月の進捗確認や新たな課題の支援となったことからも組織として機能していることが分かります。
職場の課題解決に向き合った質の高い人材開発施策の企画立案を自ら行い、研修の内製化や外部委託の判断に加え、一部研修の講師を内製化するまでに成長しました。
お問い合わせ・ご相談 日本国内に限らず世界的な成長企業は、組織開発や人材開発の内製化を実現しています。
伸び悩む原因は人材開発にあるかも?
従業員が50名を超えて更なる企業の成長やコロナ禍をはじめとする時代の変化に迅速な対応をお考えの企業に、人材開発・組織開発部門の内製化をオススメしています。
THdesingは大企業からベンチャーまで企業規模や業種に関わらず多くの経験があります。
顧問や相談役としてCEOやCHROのサポートやインターンシップ施策、内定者研修、新入社員研修のデザイン・プランニングも行っていますので、先ずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせフォーム:https://www.thdesignjp.com/contact
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